4/29 第四回 下掛宝生流 能の会

 森茂好三十三回忌追善 / 森・野口両名改姓改名披露



 今回、当流十世家元・宝生新の孫・ 森常好が父・森茂好の三十三回忌追善の年を迎えるに当たり、この大事な小書付き能のワキを勤め、祖父の姓 「宝生」を受け継ぎ、同時に名も改め、 宝生常三と名乗ることと致します。また同時に、長老・野口敦弘は、祖父・ 貢五郎の元の姓「東條」を受け継ぎ、 東條敦弘と芸名を改めます。


 この記念すべき披露の場に是非とも お立合い頂きたく、ご高覧賜ります ようお願い申し上げます。


 当日は初心者の方にも解りやすい解説と、下掛宝生流の歴史に関する文章 が付いたパンフレットを配布予定です。


※小書(こがき):能の特殊演出のこと。


 番組  

 脇仕舞
春栄 しゅんえい      
     野口敦弘  改メ
  仕舞       東條 敦弘
   
  地謡       野口 琢弘
  宝生 欣哉
  野口 能弘
  吉田 祐一


 一調
杜若 かきつばた

        宝生 和英
  太鼓   金春 惣右衛門


 連吟
鵜飼 うかい

    シテ     舘田 善博
  ワキ 殿田 謙吉
  ワキツレ 平木 豊男
 
  地謡 御厨 誠吾
  大日方 寛
  則久 英志
  北島 公之
  高井 松男
  宝生 欣哉
  工藤 和哉
  梅村 昌功


 狂言
布施無経 ふせないきょう

    シテ       山本 東次郎
  アド 山本 則孝


----------- 休憩20分 ----------


 能
半蔀 はじとみ
 立花供養
 脇語
           
    シテ       観世 清和
     森常好  改メ
  ワキ       宝生 常三
    アイ     山本 泰太郎
 
  大鼓 亀井 広忠
  小鼓 大倉 源次郎
  一噌 隆之
 
  後見 武田 宗和
  観世 三郎太
  坂口 貴信
 
  地謡 川口 晃平
  谷本 健吾
  清水 義也
  角 幸二郎
  観世 淳夫
  梅若 紀彰
  観世 銕之丞
  観世 喜正
 
     草月流  家元
  花       勅使河原 茜


立花(りっか) : 室町時代後半に成立した、 活け花の最も伝統的な古い様式。 『半蔀』でこの名称の小書が付いた時は、能の作り物としてではなく、本職の華道家がいけた実物の花が舞台上に出される。



----------- 午後4時ごろ終了予定 ----------


半蔀 立花供養について
 「半蔀」は源氏物語・夕顔の巻を基 に作られた能で、主人公の女(シテ) は、光源氏と束の間のはかない契りを 結んだ夕顔の霊のような、或いはその逢瀬のきっかけとなる宿の垣に咲く夕顔の花の精のような曖昧な存在として描かれており、この巻が帯びる 夢幻的なイメージを上手く投影させているのが魅力の作品です。

 小書『立花供養』は、シテの流儀が 観世流の時の名称であり、当流では単 に『立花』といいます。常の演出では出されない立花が舞台上に据えられ、 前半、僧(ワキ)が花供養をする場面が、よりしめやかで荘厳な雰囲気に彩られ ます。またこの小書の時は、シテが中入して間狂言の語りの後、特別な脇語りが入りますが、これは元来一子相伝とされる大事な語り物で、現在まで大切に取り扱われてきました。


 公演日時・場所 

2023年
4月29日(土・祝日)13:00開演

於:国立能楽堂(千駄ヶ谷)

 JR千駄ケ谷駅より徒歩5分
 大江戸線国立競技場駅 A4出口より徒歩5分
 副都心線北参道駅 出口1より徒歩7分


 チケットご予約・ご購入

全席指定/税込  
正面 S席 10,000円
正面 A席 9,000円
脇正面 B席 7,000円
中正面 C席 6,000円

以下のページより、2月20日(月)午前10時に販売開始




《当公演とチケットに関するお問い合わせ》

下掛宝生会事務局
Mail shimohou.ticket@gmail.com
Tel.070-3883-3920
Fax.050-1294-5701

担当:大日方(オビナタ)