華宝会 謡教室
華宝会では謡のお稽古を行っています。無料体験レッスンあり。
謡(うたい)とは
謡とは、能の脚本や台詞にあたる詞章を、独特の節まわしにのせて謡うことを指します。 能は、舞・謡・囃子の三要素から成り立ちますが、このうちの「謡」だけを独立した芸事や趣味として楽しむ習慣は、江戸時代より以前から庶民の間に広まっていました。結婚式や正月に「高砂」を謡う風習は、現代にも残っています。
明治維新の際には、能楽そのものの存続が危ぶまれましたが、素人による謡の人気は衰えることなく、文人や実業家、政治家なども熱心に稽古に励んでいました。その様子は文豪の著作や随筆などにも記されており、当時の文化的記録として、また能楽の一側面として、現在では研究対象にもなっています。
謡は能の詞章であるため、謡を学ぶことで能をより深く味わうことができます。実際、能楽堂では謡本を手にしながら鑑賞している方々もよく見受けられます。
謡は能の詞章であるため、謡を学ぶことで能をより深く味わうことができます。実際、能楽堂では謡本を手にしながら鑑賞している方々もよく見受けられます。
とはいえ、謡をたしなむことが必ずしも能鑑賞を目的とするわけではありません。夏目漱石のように、自身の謡の稽古には熱心でも、能の上演にはあまり関心がなかったという人もいます。謡は、自ら声を出して謡うことそのものの楽しみによって、何百年にもわたり人々に愛され続けてきたと言えるでしょう。
稽古風景
【 下掛宝生流の謡 】
下掛宝生流(しもがかりほうしょうりゅう)はワキ方の流儀で、その謡は夏目漱石、高浜虚子などの文人が熱心に稽古したことで知られています。
謡は流儀によってそれぞれ節回しや内容に特徴や違いがあります。シテの相手役であるワキ方は能舞台上ではあまり動くことがありません。その分、謡の良さが命だと言われます。下掛宝生流の謡は節回しが美しく、発声は力強いと言われています。
下掛宝生流は江戸時代に春藤流から別れた際、金春流座付きから宝生流座付きに移籍した経緯があります。このため詞章の内容は金春流に近く、謡の節は宝生流に近いのが特徴です。
稽古内容
お稽古の方法は、まずは謡本を見ながら、先生が一句ずつ謡います。それをオウム返しで真似をして、謡い方や声の出し方を覚えていきます。謡本(うたいぼん)がありますので、むりに暗記をする必要はありません。慣れてくると謡本を見ながらご自分で謡うことができるようになります。
通常はマンツーマンで行いますが、団体稽古(3名以上)も受け付けています。
謡の参考動画
講師

能楽師 野口 能弘(のぐち
やすひろ)
プロフィール
月曜 10:00~21:00
水曜 10:00~21:00
※ 上記以外の曜日をご希望の場合もご相談ください。
高校生以下 5000円
西新宿ダイカンプラザ756 703号室
日時・回数
月3回 一回 約30分〜60分月曜 10:00~21:00
水曜 10:00~21:00
※ 上記以外の曜日をご希望の場合もご相談ください。
費用
※ 初回は無料で体験レッスンが受けられます。
以降も継続を希望の方は検討後にお申し出ください。
月謝:
大人 8000円高校生以下 5000円
※団体稽古は、お一人様につき1000円引きとなります。
謡本:
一冊 2500円
一冊の謡本を約3ヶ月〜半年ほど使います。
未経験者の方は、最初のうちは小謡を何曲かお稽古します。小謡はプリントでお渡しします。謡本はその後で必要になります。
場所
教室は新宿と西東京の2ヶ所にあります。
【 新宿教室 】
新宿区西新宿7-5-6西新宿ダイカンプラザ756 703号室
JR新宿駅より徒歩10分
【 西東京教室 】
西東京市柳沢6-11-17
野口宅
西武新宿線・田無駅北口より徒歩約10分
西武柳沢駅北口より徒歩5分
【 出張稽古 】
講師がお近くの公共施設やご自宅などに赴いてお稽古する出張稽古も可能です。ご相談ください。
出張範囲は東京近郊、遠方の場合は交通費のご負担をお願いする場合がございます。出張稽古の場合、お稽古場所の確保(施設の予約等)は生徒さんの方でしていただくことになります。
お問い合わせ・お申し込み
お気軽にお問い合わせください。