お正月も松の内が過ぎた今週末、3連休のご予定はお決まりでしょうか?
今週末からの3連休、野口家は……
土曜日に国立能楽堂にて金剛流「大蛇」
八岐大蛇の生贄にされる奇稲田姫を救うため、素戔嗚尊は八つの樽に酒を満たし、大蛇を待ち構えます。狙い通り大蛇が酔い伏した隙に大蛇と組み合い、見事に退治します。
国立普及公演 午後1時開演
古事記、日本書紀の八岐大蛇退治神話の解説案内、狂言「竹生島参」の後、大蛇となります
物語は有名ですが、上演機会の少ない珍しい曲ではないでしょうか?
日曜日は宝生能楽堂にて宝生流「羅生門」
大江山の鬼神退治をした頼光一行の酒宴のさなか羅生門に出る鬼の話から口論となった綱は、夜に羅生門に本当に鬼が出るか確かめにゆく。すると噂の通り鬼神が現れたため、腕を切り落とすと、鬼神はたちまち黒雲に隠れ去り綱は武名をあげる。
宝生会特別公演 午後1時開演
翁 福の神 熊野(膝行三段之舞) 羅生門 の順です
渡辺綱による鬼退治の逸話ですが、これも当流では非常に重い曲でして中々上演されることのない大曲となってます。
月曜日は国立能楽堂にて観世流「嵐山」
梅若研能会一月例会 午後1時開演
翁 筑紫奥 仕舞「老松」「屋島」「草子洗小町」「岩舟」 嵐山の順です
満開の桜に華やぐ京都嵐山を舞台にした、桜の木々には神々が宿るという思いを体現した能。
これから本格的に春にと向かってゆくこの時期に、春を感じさせる春の能とご覧ください。
ご興味のある方は、この3連休に是非能楽堂にお越し下さい
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
来月の14日に佃良太郎師と「いっちょやってみよ」という能楽体験会を開きます。
場所は神楽坂にあります「矢来能楽堂の新館2階」
お時間は15時からの回と19時からの回がございます
チャレンジしていただく曲はこの時期らしい「高砂」
次第、道行、待謡という部分を大鼓に合わせて謡い、さらには謡に合わせて打っていただきます!
詳しいことはこちらへ
奮ってご参加下さい!
さらに追加情報ですが、近日今年の華宝会の詳細をお知らせできると思います。
7月6日 宝生能楽堂にて金春流の角田川
お仕手は高橋忍師です!
詳しいことは今暫くお待ちください