今年も華宝会及び、私共の舞台にお越し頂き有難うございました。
少し振り返りますと、今年はコロナ禍の状況において2月は東京ではなかなかお目にかかれない都民劇場能の金剛流大江山を、4月には同年代ユニットの能楽談ディズムにて船弁慶船中語を、7月には華宝会にてまたまた珍しい(30年ぶり!)金春流鳥追船を、8月には兵庫県西脇市にて談ディズム初関西公演を、9月に九皐会にて観世流土車を、11月には都民劇場にて実盛を、12月には国立定例と特別公演でそれぞれ観世流逆鉾と宝生流竹の雪をと、中々に濃く充実した一年を過ごさせて頂きました。
また、合間合間に脇方ではあまりしないワークショップを、おシテ方と合同でほぼ毎月やってみたりもしました。こちらも様々な初経験をしまして大変勉強になりました。
おかげで?というのもなんですが、HPの更新は後半になればなるほど滞りがちで、こちらの方は反省するばかりです。
皆様のおかげで、今年も乗り切ることができたと思います
有難うございます
来年も一つ一つの舞台を満足して頂ける様努めてまいりたいと思います
さて、来年の華宝会ですが
令和5年7月9日(日)宝生能楽堂にて狂言「鶏聟」と能「船弁慶」をいたします。
船弁慶はシテ宝生流宗家の宝生和英師と共に小書、後之出 留之伝 船中語 名所教と盛り沢山の内容でお送りいたします。
来年のこの華宝会で今の宝生能楽堂での公演は最後となります。
是非ともこの機会にお越し頂き、貴重な今の宝生能楽堂での最後の華宝会公演をご観能ください。
能弘